INFORMATION

PERSIAN RISK / “Who Am I? /Once A King”の不備による正規盤の送付につきまして。

先にご連絡させて頂きましたように、2019年11月27日当ルビコン・ミュージックより発売の”PERSIAN RISK / Who Am I? /Once A King”(RBNCD-1290)のDisc 2のトラック13.”Girls Got Fire”がマスターの不備により実際のディスクには含まれておりませんでした。
つきましては代替のDisc2の正規盤の再プレスの準備ができましたので、お買い上げ店でのお渡し、もしくは当ルビコン・ミュージックより正規盤のDisc2を郵送させてご対応させて頂ければ幸いです。郵送をご希望のお客様は本HPのCONTACTからお申し込み頂き、ご住所をお知らせ頂ければこちらから郵送させて頂きます。

なお、不良ディスクの方は返品不要です。そのままお手元に残されるか処分して頂ければ幸いです。

この度はご迷惑をお掛け致しまして大変申し訳ございませんでした。

どうぞ宜しくお願い致します。

ルビコン・ミュージック


2019年11月27日発売のPERSIAN RISK (RBNCD-1290) ミスプレスにつきまして。

いつもお買い上げ有難う御座います。
11月27日発売の”PERSIAN RISK / Who Am I? /Once A King”(RBNCD-1290)に関してご連絡させて頂きます。こちらの2枚組ディスクの内のディスク2 ”Once A King”に表記されておりますトラック13.”Girls Got Fire”がマスターの不備により実際のディスクには含まれておりませんでした。
大変申し訳ございません。

お客様にはご迷惑をお掛けしますが、急いでディスク2を再制作いたしまして対応させて頂きます。

店頭でご購入されたお客様につきましてはご購入の店頭でディスクのみをお渡しするか、もしくはこちらからディスクのみをお客様の住所へルビコン・ミュージックから直接郵送させて頂きます。

ディスクのプレスにつきましては年末ということもあり、制作に数週間程掛かりそうです。

ディスクが出来上がりましたら再度お知らせいたしますので、そのタイミングでご購入店舗にて受け取りに行っていただくか、
本HPのCONTACTから予め申し込んで頂ければ、発送の方をさせて頂きます。

なお、不良ディスクの方は返品不要です。そのままお手元に残されるか処分して頂ければ結構です。

どうぞ宜しくお願い致します。

ルビコン・ミュージック



CIRCUS MAXIMUS 来日インタビュー!

LOUDPARK12以来、7年振りとなる待望の再来日公演を2019年10月に行ったノルウェーのメロディック・プログレッシヴ・メタル・バンド、CIRCUS MAXIMUS、メンバー5人による来日インタビューをお届けします!

CIRCUS MAXIMUS 来日インタビュー!
(10/20名古屋にて)


まずは日本へようこそ!
一同:ありがとう!

今回の来日公演は2012年のラウドパーク以来、7年と云う長い時を越えての来日です。どうですか?楽しめていますか?
一同:もちろんだとも!そりゃそうさ!

昨日(10/19)は京都を観光されたそうですが、そちらも楽しめましたか?
グレン・モレン(以下、グレン):本当に綺麗だったよ。
マイケル・エリクセン(以下、マイケル):伏見稲荷に行ったんだ、それで全部の鳥居の数を数えてきたんだよ!マジだぜ!(笑)一つ…二つ…ってね(笑)。1000位だったかな?
グレン:あと、でっかい蜂を見た!日本のスズメバチかな?
トゥルルス・ハウゲン(以下、トゥルルス):本当にデカかったよ、ペットにしたいくらい(笑)。
マッツ・ハウゲン(以下、マッツ):俺たち乗れちゃうんじゃないかって位にね!(笑)

それは珍しいものを見ましたね(笑)。他には京都で思い入れ深い事はありましたか?
マイケル:時間が限られていた事もあって、ふらふらと街を歩いた感じだったよ。でも存分にいろんな食べ物も味わえたし、けん玉も頑張ったよ!(笑)

それはよかったです。では次の質問に参ります。CIRCUS MAXIMUSはやはり2012年のラウドパークの後、日本メタルファンから広く知られる様になったと思います。そんな2012年の後、バンド活動に何か変化はありましたか?
マイケル:割と早い時間でのステージだったけど大勢の人が集まってくれたんだ。通り過ぎようとしていく人たちも“なんかいいねこのバンド!イケてるよ! オレ、SLAYER目当てに来たんだけどさ!”みたいなリアクションもあったみたいだしね!(笑)
トゥルルス:あの年のヘッドライナーってSLAYERだっけ?
一同: そうだよ!
グレン:あれから一年後位にその時のステージをYoutubeで誰にでも見れる様に公開したんだ。
マッツ:今でもあの頃の様子を観られるから、観てほしいよね。

その動画は日本語訳付きのものもあって、今では多くのファンが観ていると思いますよ!
グレン:あー、そうだね! 一回のステージ丸ごと訳付きで収録しているんじゃなかったかな? それに加えてステージだけでなく、ドキュメンタリー的な要素も加えた内容だったよ。

今回の来日公演の決定は日本のファンにとって本当に待ち焦がれたものでした。今回の日本ツアーはどのように決まっていったのですか?
マッツ:まずのこの場所に戻って来たかったと言うのがあるよね、それにコンタクトを取ってくれた人達との繋がりを大切にしつつ、楽しもうと思ったんだ
グレン:それに、もちろん今回ここ日本で、ルビコンミュージックから新曲EPも収録したニューアルバム『Nine Live』をリリースし、そして1stアルバムを含むCIRCUS MAXIMUSのディスコグラフィ(1st~3rd)を日本で再リリースしたということも大きいよね。
トゥルルス:『Nine Live』に関しては、なによりこれをCDとしてリリースしているのは世界中で、この日本だけだ。これは本当に特別な事だよ。

本当にジャスト・タイミングだった訳ですね。
一同:そうだね。
グレン:そしてやはり何と言ってもEPのリリースだ。繰り返しになるけど日本は唯一CDリリースを行った国であると同時に、2日前の大阪公演で初めてそのEPからの1曲、「Phasing Mirrors」を世界で初めてプレイした。プレミアだよ。

(前日の)大阪でのライヴはいかがでしたか? ステージで大阪のオーディエンスを前にして何か感じた事はありましたか?
マッツ:本当に素晴らしかったよ!
マイケル:想定よりも一曲多く演る必要に迫られたね(笑)。
グレン:俺はステージから下がってから、楽器の無線からバッテリーまで全部外して、すぐにトイレに行っていたんだよ…、そしたらトイレのドアをバンバン叩かれてね…「グレン!もう一曲だ、もう一曲やるぞ!」ってね。「マジかよ!?」って思ったよ。トイレから引っ張り出されて、外したライン全部繋ぎ直したんだぜ!(笑)

客電がついても熱狂が止まず、バンドは最後のアンコールとして「Sin」をプレイしました。今回の日本ツアーはFacebookやTwitter等のSNSで、本当に多くのファンがCMの来日を心待ちにしていました。そんなファン達にとって、そんなサプライズな最後の一曲は本当に価値あるものだったと思います。ところで、大阪でのリアクションを自分たちでもチェックされましたか?
グレン:幾つかのライヴのでの様子を収めた写真を見たね。Facebookやミート・アンド・グリートで会ったファンから送られてきたりね。それに多くのファンからのプレゼントには感謝しないとね。


マイケル:本当に感謝しているよ。いろんな贈り物をありがとう!

近年お馴染みのフラッグとか?
マイケル:フラッグもそうだし、ジュエリーとか…

ジュエリーですか?
トゥルルス:ホントだぜ〜、他にも時計とか靴とか札束とか…(笑)

まるでジャック・スパローですね(笑)。
一同:(笑)
トゥルルス:次回は日本に一軒、家を建ててもらおうかな…(笑)

ちなみに大阪観光はできましたか?
ラッセ・フィンブラテン(以下、ラッセ):大阪城には行ったね?
グレン:夜はライトアップされてて綺麗だったね!


あの辺りはマリオカートに模したカートが走ってますが、見ましたか?
トゥルルス:マジ!? 知らなかった!
マッツ:俺たちマリオカートが大好きなんだよ!
グレン:みんなでNINTENDO SWITCHを持ってきててね、飛行機内でずっとやってたんだぜ!

最高のフライトタイムでしたね、それは!(笑)
グレン:最高さ! トイレに行っててもできるからな!(笑)

今回のツアー、そしてニューライヴ・アルバムも含め“NINE Live”と銘打っている事からも解る様に、2012年のアルバム『NINE』 の完全再現ライヴツアーとなっています。何故今、『NINE Live Tour』だったのでしょうか?
マイク:ある年、オスロでKAMELOTのサポートをした時に、リーダーのトーマス・ヤングブラッド(g)と話をしたんだ。その時トーマスからアルバムの完全再現ライヴをやってみたらどうだ? と言われたんだよ。それは良いアイディアだって思ったね! そして同時にやらない理由が無いとも思った。1年か2年前くらいの出来事さ。

今回、ボーナス・トラックとしてリリースしたEP『Isolated Chapters』についてお話し頂けますか? このEPには二つの楽曲「Phasing Mirrors」と「Endgame」の2曲が収録されています。
マッツ:確かにこれは新曲ではあるのだけど、我々にとっては実は古い曲でもあるんだ。実はこの2曲が書き上げられたのは2ndアルバムの『Isolate』がリリースされた直後なんだ。あのアルバムが作られたのが2007年だから、もうこの2曲は11歳って事になるね。それだけ歴史がある曲なんだ。でも、これまでリリースしてこなかったんだよ。だから、サウンドとしては今現在のCMのサウンドよりも1st『The 1st Chapter』、『Isolate』に近い雰囲気を持っていると思う。
グレン:どちらのアルバムも特別なアルバムだったと思うけど、この2曲は当時それらのアルバムに居場所がそぐわなかったのだと思う。そして長い時が経って、それを発表する義務感と共に、レコーディングする時が来たと思った訳。
トゥルルス:当時「Endgame」は一度レコーディングもしたんだけど、アルバムの他の曲と聴き比べた時にどうしても違和感を感じたんだ。ならばボーナストラックに、とも一度は考えたんだけど、そうはならなかった。それから時間が経って『Isolate』もリリースされてしまった訳。今は昔と比べて技術的にも進歩したから、より良い状態でリ・レコーディングに挑めるとも思ったことも一因だ。

まさしく当時、日の目を見なかった2曲の復活になった訳ですね。
グレン:これはまるで自分たち自身のセルフオマージュとも呼べるものだったと思う。
マイケル:本当、始まりに立ち戻ったかの様な出来事とも言えたね。素晴らしい体験だったし、同時に楽しい瞬間でもあったね。
トゥルルス:こういうのは2度とないかもね(笑)。

これは本当に曲のマテリアルは『The 1st Chapter』、『Isolate』からであると同時に現在のセンスでリ・レコーディングした、サーカス・マキシマスの原点でありながら、新しい一歩といえる楽曲ですね?
一同:その通りだね!
トゥルルス:そうさ、まさしく”Blast from the Past”だね(笑)
*”Blast from the Past”はGAMMA RAYのリ・レコーディングを含むベスト・アルバムのタイトルから。

今回のツアーのセットリストはどの様に決めていきましたか?
グレン:基本的にはベースを作って、そこから変化を加える感じで決めてる。
トゥルルス:2部構成で、まず『NINE』の再現パート、そし“第2部”。概ね変化はこの“第2部”にあるね。毎日そこに関しては変化を持たせてる。
マイケル:俺はその日の天気で第2部の曲を決めるね!(笑)

え!?本当ですか?
マイク:あーらら、今日は雨だ! 今日は雨の曲をやろう!てね(笑)。

(笑)。バンドの中にはツアー中、殆ど同じセットリストで回るバンドもある中で、常にセットリストに変化を持たせるなんて、限られたバンドにしかできないと思います。
マッツ:そうだね。今回のツアーでは特に東京公演が2日続けてあるからね。そう言った意味でも変化を持たせていかなくては、と思っているよ。

サーカス・マキシマスの今後の予定はどうなっていますか?
グレン:年明けのどこかのタイミングで南米ツアーをする予定になっている。今それに向けて準備中だ。願わくば、これが2020年最初のツアーになる。

それはフェスティヴァルですか? それともジョイントですか?
グレン:ヘッドライナー・ツアーだよ。

おお、それは素晴らしい!
グレン:実は2年前にもヘッドライナーで南米ツアーをやったんだ。今回はそれに続く2回目の南米ツアーと云うことになるね。

一方で北米でのリアクションはいかがですか?
グレン:北米のリアクションはもちろんいいよ! そして南米も同じ位イイよ。でもチケットセールスはいいんだけど、いつもストリーミングで曲を聴いているのは相変わらずだね。
マイケル:でもコンサートでは常に“スクリーミング”だけどな!(笑)
一同:(笑)
マイケル:大阪でのコンサートの後もSNSで“アメリカに来てくれ!”とか「チリにまた来てくれ!」と云う投稿がたくさんあったね。
トゥルルス:チリは面白かったな。前は“チリに来てくれー!”等のが目立ったけど、2016年に実際にいった後は“チリに“また”来てくれー!“って調子だもんな(笑)。
マイケル: それどころかチリに実際行って投稿した時も“チリに来てくれー!”って。いや、今いるから、みたいな(笑)。

最後に日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。それじゃぁ…グレンから!
グレン:ごめん、30秒くれないか…?
ラッセ:じゃぁ、俺からいくよ(笑)。日本のみんな、俺たちを日本に呼んでくれてありがとう、そして今、握っているそのチケットにも感謝しています! また日本に戻ってくる事を約束するよ!ありがとう!さて次にマイケル、ボス!頼むよ!
グレン:…30秒考えた、もう大丈夫なんだけど…
トゥルルス:ホントかよ?(笑)
グレン:すべての日本のサポーターに感謝します。我々の音楽に対する貢献にも。SNSやチケット、様々な形での温かい貢献に本当に感謝しています。今俺たちの名が広く世界に知られる様になったのも、みんなのおかげです。本当に心からお礼を言いたいです。
トゥルルス:いつもプレゼントをありがとう! 今後も忘れないでくれ!
一同:(笑)
トゥルルス: ドウモアリガトウ!(日本語で)
マッツ: 今回のツアーを実現してくれたルビコンミュージックと、すべてのスタッフに、そしてすべての日本のファンのみんなに、ありがとう!
マイケル:俺が言いたかった事は、みんな言い尽くされちゃったね(笑)。

本日は本当にありがとうございました!


インタビュー:RUBICON MUSIC
通訳:Josh Nakano
写真:towy/karin

ANGEL 最新インタビュー!!

’70年代のアメリカン・ハードロック・シーンに大きな足跡を残し、日本でも武道館でライヴを行うなど、大きな人気を獲得した伝説のバンド、ANGEL(エンジェル)が、オリジナルとしては20年振りとなる新作『リィズン~華麗なる復活~』を10月9日にリリース!そして今回、主要メンバー3人による最新インタビューをお届けします。オリジナル・メンバーのパンキー・メドウス(g)、フランク・ディミノ(vo)、そして今回の再結成のキーマンでもあるダニー・ファロウ(g)の3人による、貴重なインタビューをお楽しみ下さい!

*いよいよANGELの再結成アルバム『Risen~華麗なる復活~』(以下『Risen』)がリリースされました。今のお気持ちから聞かせて頂けますか?
パンキー・メドウス(以下パンキー):本当にグレイトな気分さ!新しいANGELのアルバム『Risen』のリリースに本当に興奮してるよ。このアルバムには多くの新曲が入っていて、その1曲1曲が多彩で多様だから、俺自身も聴くのが楽しいんだ。
フランク・ディミノ(以下フランク):アルバムが完成して本当にいい気分だよ!我々は多くの曲を書き、レコーディングした。それは本当に大変な作業だったけど、アルバムは無事に完成して、みんなの耳に届いている。関係した全ての人がこの結果に満足しているのさ!
ダニー・ファロウ(以下ダニー):俺たちのニューアルバムのリリースにとても興奮しているよ。俺たちはこのアルバム制作に本当に熱心に取り組んだ。皆が素晴らしい仕事をしたんだ。このアルバムをファンが楽しんでくれることを願っているよ!

*そしてニュー・アルバム『Risen』は往年のANGELが帰ってきたといえる、まさに“らしい”楽曲が満載です。いかがですか?
パンキー:その通りだ!このアルバムは全てのANGELファンを幸せにするだろうね。Rock and Kick Assさ!何度も聴きたいと思わせるアルバムになったからね。
フランク:パンキーとダニー、そして私が集まって曲を書き始めた時から、我々の間には信頼関係があった。それが曲作りにも良い影響を及ぼしたと思う。皆がANGELの新曲を書くことに向き合っていたからね。

*ダニー、あなたは今回のANGELの結成の経緯をもっとも近くで見ていたと思います。あなたから見て、このANGEL再結成にはどんな思いがありますか?
ダニー:パンキーとフランクを含め、我々バンド全員がこの経験を楽しんでいて、同時に楽しい時間を過ごしている。同時に我々はANGELの元メンバーのことは常に尊重しているし、彼らのことを愛している。そんな思いを感じるね。

*今回の再結成について順を追って伺っていきたいと思います。そもそもの切っ掛けは2015年のフランクの『Old Habits Die Hard』、そして2016年のパンキーの『Fallen Angel』をリリースしたところから始まりますか?
パンキー:ああ、その通りさ。フランクがソロ・アルバムをリリースし、俺もソロ・アルバムをリリースした。そして俺たちはお互いのアルバムにゲスト参加した。その後、時間は多少掛かったが、ファンは俺とフランクが一緒に活動して欲しいと思ったんだ。だから俺たちは “Punky Meadows and Frank Dimino of Angel” としてツアーをしたんだ。このツアーが本当に上手くいったんで、その後の流れは一緒にANGELとしてアルバムを作ることだったのさ。

*お二人はお互いのアルバムに参加した2015年、2016年当時のお二人はANGELの再結成についてどんなお話をしていたのでしょうか?
フランク:私とパンキーはお互いのソロアルバムに参加はしたけれど、その時はANGEL再結成の話は出なかった。その後の”Hair Metal Awards 2016” での“Glam Rock Legends”の賞をもらったとき、パンキーとグレッグ(ジェフリア)、バリー(ブラント)、フェリックス(ロビンソン)と私の5人でANGELのメンバーが再会した時も再結成の話しにはなったが、お互いのスケジュール都合で上手くいかなかったんだ。でもその後、パンキーと俺が一緒にやり始めて、それは非常に上手くいったんだ。その後は軌道に乗ったという感じだね。

*パンキーはANGELの再結成はオリジナル・メンバーである必要性を語っていました。オリジナル・メンバーでの再結成に拘らなくなったのはどんな理由からですか?
パンキー:もちろんオリジナルのメンバーとしてバンドに全員で復帰することが望ましかったけれど、彼らには様々な責任があってね。それは叶わないことがわかったんだ。

*2018年にお二人は “ANGEL Featuring Punky Meadows and Frank Dimino”としてツアーを行いました。お二人にとってこのツアーはいかがでしたか?何か新しい発見や、思いなどはありましたか?
パンキー:とにかくファンタスティックだったよ!多くの人々がライヴに来てくれたし、声援も本当に素晴らしかった。彼らはANGELの全ての曲で、叫び、拍手をし、歌ったんだ。本当に信じられないくらい素晴らしかった。
フランク:最初はいくつかのショーをこなすところから始まったんだけど・・・それが本当に上手く行ったんだ!バンドとしてもとても良かったので、一緒にもっとショーをすることにしたのさ。

*そのツアーでバック・アップしたメンバーがそのまま今回のANGELのメンバーになっています。あなた方3人の他に、スティーヴ・オジェーン(b)、ビリー・オリコ(dr)、そしてチャーリー・カルヴ(key)この3人についてもお話し頂けますか?
パンキー:ああ、現在のANGELはパンキー、フランク、ダニー、チャーリー、ビリー、スティーヴの6人さ。彼らは元々俺のソロ・プロジェクトのためのメンバーで、信頼できる素晴らしいミュージシャンたちさ。彼らが参加してくれて、このアルバムはサウンド的にもとても素晴らしいものになったと思う。
フランク:ダニーはこのバンドのキーパーソンさ。パンキーのソロでも一緒にやっていて、私とパンキーと密接な関係にある。チャーリーはパンキーのソロアルバムにも参加している。ANGELにとって彼のキーボードは必要不可欠さ。彼がいるだけでバンドが快適に過ごせるんだ。そしてビリーはまさにパーフェクトなドラマーだね。彼はオリジナルドラマーのバリー・ブラントの重要なパートを全てマスターした上で、自分のスタイルに置き換えてプレイできる素晴らしいドラマーさ!スティーヴはまさにANGELらしいルックスを持ち、同時に素晴らしいベーシストでもある。ビリーとのリズム・セクションは本当に強力だよ。
ダニー:パンキーの2016年のソロ・アルバム『Fallen Angel』のためにバンドを作るときにシンガーのチャンドラー・モーゲルがキーボードのチャーリーを紹介してくれたんだ。彼は我々にぴったりとフィットしたのさ。彼は本当に素晴らしいよ。スティーヴもパンキーのソロ・ツアーに参加したベーシストさ。彼も本当に素晴らしい。素晴らしいショーマンさ!ビリーに関しては、エンジニアに紹介された。そして彼のプレイしているビデオを観たんだ。もう一発で気に入ったよ。彼はまるでドラム・アニマルだね!

*そしてANGELとしてのニュー・アルバム『Risen』について伺います。アルバムの楽曲は本当に多彩で、しかもANGELらしさが随所に感じられます。それらの楽曲は初めからANGELのアルバムとして曲が書かれたのでしょうか?
フランク:もちろん!これらは全てこのニュー・アルバムのために書かれた曲で、ANGELのニューアルバムに入るということを強く意識して書かれたものだよ。
パンキー:このアルバムには17曲(日本盤は18曲)が収録されていて、君が言ったように、それは本当に多彩さ。ANGELの音楽性は特定のジャンルに縛られるものでは無いと常々言ってきたけれど、このアルバムはブリティッシュ・インヴェイジョン、ロック、ヘヴィメタル、カントリー、ブルース、R&B、ポップ等、様々な種類のジャンルの要素が入っていることがわかる筈だ。俺自身、そういった音楽が好きだし、自分が常に持っているものだ。俺以外のスタイルの音楽を書くつもりは無くて、自分の頭にそれが鳴り、そして感じることができる曲を書くことを心掛けている。自分で誇りに思っていることさ。自分はANGELのオリジナルメンバーで、初めからバンドの曲を書いてきたから、ANGELの楽曲には当初からいろんな要素は有った。でも俺が曲を書き、フランクが歌えば、どんなスタイルの曲であったとしてもANGELに聞こえるのさ。今回のアルバムは俺もダニーもフランクも曲を書いているから、本当に多彩だ。そうやって多くの曲を書いたんだ。
ダニー:そして、このアルバムではANGELとしてのキャラクターに沿ったサウンドと曲調も意識したから、それらも聴いて欲しいね。アルバムには新鮮なサウンドがいくつもある。ヘヴィーな曲もメロディックな曲も全てがANGELらしく聴こえるようになっている筈さ。全ての時代のANGELを組み合わせたサウンドを作るように意識したからね。

*アルバムは17曲(日本盤は18曲)収められました。このヴォリュームには驚きましたが、この曲数についてはいかがですか?
パンキー:多くの曲を入れるのはファンがお金を払う価値を与えたいし、多くのファンに楽しんでもらいたいからさ!
フランク:たくさんの曲を書いたから、できるだけ多くの曲をファンに提供したいと思ったんだ。喜んでもらえたら最高さ。
ダニー:私とパンキーとフランクはこのアルバムのために多くの曲を書いたけれど、その全ての曲に手応えを感じることができているから、それら全てがアルバムに入ることになったんだ。これはまさにANGELのニューアルバムだからね!

*そしてこのアルバムにはANGELのセルフ・カバーが収録されています。「Angel Theme (Prelude)」と「Tower」。「Angel Theme (Prelude)」をセルフ・カバーについて話して頂けますか?
フランク:「Angel Theme (Prelude)」は初めの2枚のアルバムにも入っていたけど、今回のオープニングに再び登場させるのは良いアイディアだと思った。「Tower」は今回のレーベルであるクレオパトラ(所属レーベル)から過去の曲のセルフ・カバーを打診されてね。そうなればもっとも相応しいのは「Tower」ということになったのさ。
ダニー:「Angel Theme (Prelude)」をカバーしたのは過去に対するリスペクトだよ。それをアルバムの頭に持ってくるのはクールなアイディアだったね。“さぁ、始まるぞ!”って感じでね。「Tower」のカバーはクレオパトラからリメイクを勧められて同意したんだ。

*ニューアルバム・リリース後の予定について話して頂けますか?ツアーは行われますか?
ダニー:ああ、ツアーは2020年から始まるよ。我々は日本でプレイすることを心から願っているんだ。実現すれば本当に素晴らしいことだし、日本に多くのANGELファンがいることも知っているからね。

*ライヴに於けるセットリストは今後どうなりますか?ANGELのクラシック・ソング、そしてニューアルバムからの新曲も含め、難しくなりそうですね?
パンキー:もちろん難しいよ!でも新しいANGELの曲とエンジェル・クラシックの全ての曲がセットリストに追加される予定さ!
ダニー:もちろん沢山のANGELのクラシック・ソングをプレイするし、新作からもプレイすることになるだろうね。楽しみだよ。

*最後に日本のファンにメッセージを頂けますか?
ダニー:2020年に日本でプレイできれば最高だし、それが実現して日本の全ての素晴らしいファンに会いたいと思っているよ!
フランク:日本のみんな!まずはANGELのニュー・アルバム『Risen』を楽しんで欲しい。そして再びみんなと会えるのを楽しみにしているよ!
パンキー:全てのANGELファンのみんなへ!長年に渡るサポートに感謝しているよ。我々は日本と日本のファンを愛しているよ!前回日本をツアーしたとき、本当に多くの歓声をもらったね。それは本当に凄かった。我々は再び日本に戻り、みんなのためにプレイしたいと強く思う。それまではANGELのニューアルバム『Risen』を大きな音で楽しんでいて欲しいね!ROCK YOUR SOCKS OFF!!

(ルビコン・ミュージックは現在彼らの来日公演実現へ向けて動いています)

インタビュー:Rubicon Music



                  エンジェル / リィズン~華麗なる復活~
                  RBNCD-1286  2019年10月9日発売






ALESTORM 来日インタビュー!

去る2019年8月30日より3日間に渡り開催された”Evoken Fest 2019″ に於いて2014年以来、2度目となる来日を果たし,会場を大いに盛り上げたパイレーツ・メタル・バンド、ALESTORMのメンバー5人によるインタビューをお楽しみ下さい!
(8/31(土)渋谷Stream Hallにて)



* 2014年以来5年振りの日本公演ですが、気分はどうですか?
クリストファー・ボウズ(vo&key / 以下クリス): 素敵だね。
エリオット・ヴァーノン(key / 以下エリオット): 最高。前回もすごく楽しかったし、今回もすごく楽しんでいるよ。素敵な場所だよね。
クリス: いいよね。寿司が好き~♪(誰かの声真似をしながら)
メンバー全員:(笑)

* あ、マーテだけは初めての日本でしたね?
マーテ・オドール(g / 以下マーテ): そうだね。

*Facebookで写真を見たのですが、京都に行ったんですか?
マーテ: うん、とても素敵だった。日本に来て本当に楽しい時間を過ごしているよ。それに、美しい場所だし、色々見られて嬉しいよ。すごく特別だよね。
クリス: 色々、そう、色々見たんだろ?
マーテ: 特別な時間だったよ。

* 昨日(8/30)は”Evoken Fest 2019″の初日でした。かなり盛り上がりましたが、ライヴはいかがでしたか?
メンバー全員:(笑)
クリス: 楽しかったよ。最前にね、俺の格好をした男がいてね、それが本当に・・・
エリオット: 動揺した?
クリス: そう、動揺して。心乱されたよ(笑)。
エリオット: アイデンティティーの危機!
クリス: 人生で自分という存在意義の危機に直面したよ。ライブは良かったよ。観客も素晴らしかった。気に入ったよ。今日のライブも楽しみなんだ。(他のメンバーに)もう今日のステージは見た?
ギャレス・マードック(b / 以下ギャレス): あぁ、いい感じだね。
クリス: ステージがより大きくなれば、もっと楽しくなるはずなんだ。だから今日は興奮するね。

* セットリストを選ぶのは大変だったと思いますが、どのように決まりましたか?
クリス: 俺たちはただ最も人気のある曲を演奏しているだけだよ。
エリオット: Spotifyにトップ20の人気曲があって、大体はそのリストを演奏しているだけなんだ、そのリストがみんなが好きな曲だから、選ぶのがすごく簡単だしね。
クリス: でも今夜は昨夜とは違うセットリストでライブするよ。
エリオット: 5曲変更しているんだ。
クリス: 昨日のお客さんが結構、今夜も来ているから、違う曲が聞きたいだろうし。今日キャプテン・モルガンの衣装を着ている友人は、もう俺の姿をしていないから、昨日より心を乱されることはないだろうね。
エリオット: 少しはね。
クリス: そう、少しはね。


* しかしながら、みんなが待っている、「Mexico」、「Shipwrecked」、「Drink」といったヒット・ナンバーは外せませんね?
クリス: 「Mexico」, 「Drink」, 昨日「Shipwrecked」はやらなかったよね?
エリオット: 今夜は演奏するよ。そして「Alestorm」、「Mexico」、「Hangover」・・・
クリス: 人気の曲は全部やるよ。変わった曲や、嫌いな曲の場合もあるけどね。
エリオット: 俺たちみんなにとってね。
クリス: とんでもないね。結局さ、あのダニー(ダニ・エヴァンス:過去のギタリスト)、の曲なんだっけ?
エリオット: 構わない、次いこうか。
メンバー全員:笑(ダニーの話になり盛り上がる)

* 2017年の『No Grave But The Sea』 をリリースしてからずっとツアーですね。3年ですか?このツアーはどこまで続くのでしょうか?
クリス: えーっと、実は俺たちは今、アルバムを制作中なんだ、3?3枚目?6枚目か。
メンバー全員:(笑)
ギャレス: 書き直すのか。
クリス: 3枚目のアルバムを書き直すか(笑)。
アルバムは今、制作中で、1月にはスタジオに入って、収録して、いい感じになる。だから来年は全て新しくなるよ。


* そしてクリスにはGLORYHAMMERもあります。2つのバンドでの活動は本当に大変
だと思いますが、いかがですか?

クリス: あぁ、2つバンドを掛け持つのはクソだから、俺にそっくりな奴を雇っているよ(笑)。

* 今のところの最新作『No Grave But The Sea』を振り返っていかがですか?このアルバムはバンドの最高傑作といっていい充実度でした。そしてマーテが加入した最初のアルバムでもあります。マーテの加入はバンドに何をもたらしたと思いますか
クリス:ボボ(マーテの愛称)、ボドール(マーテ)は何をもたらしたんだい?第三者に答えてもらおう(笑)。
マーテ: ボボは最高だった。飛躍的にね。最高だった。
ギャレス: ボボのことが好きだよ(誰かの声真似をしながら)
マーテ: 僕は重いものを持ち上げるのが好きで…
クリス: 何を言おうとしているんだ(笑)。
ギャレス: バンドに加入した時は絶対痩せてたよね。
クリス: 今はかっこよくなってきてる?コントロールできなくなってきてるだろ。
メンバー全員: (笑)
クリス: 心配になって来た。病的で(笑)。
ピーター・アルコーン(dr / 以下ピーター): 病的に悪化してる。
クリス: 病的に肥満。でも、過去のギタリストよりはずっとハンサムだよ。ボボも友達いないしね(笑)。
メンバー全員:笑 (過去のギタリスト、ダニーの話になり盛り上がる。)
クリス: 気をつけて、これ録音されてるからね(笑)。
メンバー全員:笑
クリス: 最高。うん。どんな質問が来ても、答えは「最高」ってね(笑)。

* そしてこれは訊かなければいけないと思いますが、『No Grave But The Sea』のボーナス・ディスクの犬ヴァージョンについてです。アルバムをまるっと犬ヴァージョンで作るという発想がどこからきたのか、理解できませんでしたが、あれはどのような経緯で制作されたのでしょうか?
クリス:えーっと、そうだな・・・
メンバー全員:(笑)
クリス:それが面白いんだ。訊いてくれてよかったよ。えーっと、なぜならストーリーがあってね。
ギャレス:おお!ははは、いいね。
クリス:わからないけど、何かしなきゃいけなかったんだ。それで、スタジオにペットの犬を飼っていてね。その犬(オス)が失業中だったんだ。この世に失業中の犬よりもどうしようもないことがあるかい?だから俺たちが雇用してやったんだ(笑)。
ギャレス:彼はもう大丈夫だね。
クリス:彼に仕事を与えて、彼は「ワンッ」って感じ。俺たちはその「ワンッ」を入力したんだ。
俺たちが犬をくすぐってね(笑)。

* (笑)ALESTORMというバンドはユーモアに溢れ、まず自分達が楽しみ、そしてファンも楽しませることを第一に考えながらもメタルバンドとしての格というものも備わっている稀有なバンドだと思います。
クリス: どうぞ(笑顔で)、続けて続けて。
メンバー全員:(笑)

*ご自分ではどう思いますか?
エリオット:ファンを楽しませようとしないバンドは、間違ってるよね。
クリス: 友達できないよ。
エリオット: わざわざ惨めになる必要ないんじゃない。

* メンバーはここ数年メンバーチェンジがありませんよね?
クリス: 昨夜、東京の大通りでドラマーをあやうく失いかけたよ。あちらの、ピーター・アルコーンさんね。それで、家を見つけて、結婚して・・・
ギャレス: やっと戻って来たんだよね。戻ってきて再加入して。
クリス: やばかったよね。メンバーチェンジせざるを得ない状況もあり得たよ。

*・・・そこでお訊きしたいのは、皆さんは非常に結束が固い状態だと思います。メンバー、一人一人を紹介して頂けませんか?
クリス:じゃあ、それぞれが紹介し合おう。俺は、ベースのギャレス(Gareth)を紹介しようかな。
エリオット: 初めはどうやって知り合ったんだい?
クリス: 初めてギャレスに出会ったのは、俺たちがハンブルクで売春婦をナンパしていたときだな。
ギャレス: 初めて俺がクリスにあったとき、クリスはテーブルの上で寝ていたよ。
クリス: あぁ、そうだね。そんなに楽しくなかったよね。
ギャレス: そんなに楽しくなかったね。俺たち売春婦を・・・
クリス: ハンブルクでナンパしてたんだ。二回目も会って・・・(爆笑)
エリオット:じゃ、次、俺が初めてギャレスにあったとき、これでいこう。
メンバー全員:(爆笑)
クリス:こちらギャレス、ベースプレイヤー
ギャレス:誰を紹介するの?
クリス:エリオット!
ギャレス:誰が一番覚えてる?あんまり覚えてないんだ、千年くらい前のように感じるよ。エリオットとはバスの中で出会って、ドアミラーを蹴ってたんだ。真夜中にね。はい、次。
エリオット: 最初にボボに出会ったとき、ボボはホテルのエレベーターで裸で転がってたんだ。
ギャレス: クリスとね。
クリス: 初めて裸でレスリングしたよね、ホテルのエレベーターで
マーテ:ギャレスがワインをオーダーしてる間ね。
クリス: ほんとにまんこ野郎共だな(笑)。
メンバー全員: (笑)

*・・・どのようにメンバーの衣装は決めているのですか?
クリス: 成長。たまたまだよ。わざわざ「新しい衣装が必要だ」なんて考えてはいないよ。
ギャレス: 俺のは真の海賊の様な衣装じゃないけど
クリス: 実際、三百年前に遡れば、本物の海賊はゲイドルフィン(Gay Dolphin) Tシャツを着ていたんだよ。何故なら、海賊は腹が減ったときにイルカの肉を食べたかったからね。このTシャツを着てゲイのイルカを愛してると伝えたら、ゲイのイルカが船にジャンプしてきてセックスさ!
マーテ: 大体がゲイなんだよね。
クリス:そうそう。ゲイのイルカを殺して…
エリオット: 無料の油にもなってね
クリス: キルトは海賊にとって伝統的なんだ、船尾楼甲板を操縦するときにメインブレース(帆船のメインヤードに取り付けるロープ)を交換できるしね。

*今日、ステージにいるあの巨大なアヒルちゃんはどうなるのですか?
クリス: 彼は元気になるよ。俺たちと一緒にステージにいるだろう。

*彼を殺してしまうんですか?
クリス: いいや。彼は世界中で最後のアヒルなんだ。
エリオット: 彼はこの世で最後のアヒルなんだよ。 本当に、これ以上販売されないから、俺たちは最後の一匹を買ったんだ。
クリス: それが彼なんだよ。

*それは、肝に銘じておかないとだめですね。
エリオット: 最善を尽くしているよ。普段なら、穴が開こうが、観客に投げようが、どうでもいいんだけどね。でもこいつは、テープでカバーしている。
クリス: 彼は美しいよ。

*メンバー間はどんな感じですか?仲がいいようにお見受けしますが、ツアー中にケンカなどはありませんか?

エリオット: 誰かが誰かの携帯を壊してなかったっけ。
ギャレス: クリストファーがピートの携帯を壊したんだよ。
クリス: ピートが悪いんだ、多分ね。
ピーター: 俺たちスウェーデンの駅で喧嘩したんだ、原因は俺がすごく酔っ払ってて、クリスが俺の母さんに電話するように言ってきたんだ。
クリス: それで俺がしたんだよ。俺がピートを嵌めて、教訓を与えてやったんだ。
ギャレス: 改善されたよ。それ以来チンコ野郎にはなってないし。
エリオット: 俺は三週間前、ボボに蜂蜜酒をこぼしたけどね。(ボボが)蜂蜜酒を俺に買ってきたじゃん。
マーテ: あぁ、俺はウイスキーコークを飲んでいたんだけど、二人で蜂蜜酒のショットを頼んでいたんだ。俺はVIPセクションにいて・・・
エリオット:俺は蜂蜜酒を注ごうとして、
マーテ: 俺の飲み物に蜂蜜酒を注ごうとして、俺はよそ見をしていて、ちょっと動こうとして蜂蜜酒がかかったんだ。まじでネバネバだったよ。
エリオット: まぁ、可笑しな話って感じで(笑)。
マーテ: そんなに怒ってないけどね。
ギャレス:なんか話題を引き出されるよね(笑)。 俺たちはいい仲だよ、今まではね。FUCK YOU~♪

*この日本ツアーの後の予定はどうなっていますか?
クリス:俺たちはこのまま南アフリカへ行くんだ、そこで海賊ライブをして、チーズとワインパーティをヨハネスブルクでするんだ。そんなところかな(笑)。どうなるだろうね。

* 最後に日本のファンにメッセージを頂けますか?
クリス: 日本のみんなに伝えたいこと・・・お前たちは素晴らしい!
マーテ: そうだ!
クリス: 本当に最高だよ。素晴らしい大勢の若者たち!
メンバー全員:(笑)
クリス: 素晴らしい大勢の若者たち(笑)。俺たちを呼んでくれてありがとう!日本!また戻って来るよ!おまえたちがこの国に住み続けていたらね(笑)。

インタビュー:ルビコン・ミュージック
通訳:太田 千尋
写真:Towy/Karin

VUUR アンネケ・ファン・ヒェルスベルヘン 来日インタビュー(パート2)

2019年4月20日・21日、大阪・東京で行われた“Metal Female Voices Fest in Japan 2019” で待望の初来日を果たした、元THE GATHERING のカリスマ女性シンガー、アンネケ・ファン・ヒェルスベルヘン(アネク・ヴァン・ガースバーゲン改め)率いるメタルバンド、VUUR!待望のアンネケの来日インタビューが奥村裕司氏によって実現!
パート1に引き続き、インタビューのパート2を掲載致します。


── Anneke Van Giersbergen(VUUR)interview ──
 by Yuzi Okumura
 (通訳:椎名 令)

[パート2]
──アンネケは、THE GATHERINGを脱けた後、しばらくメタルから離れていたような印象があるのですが、VUURで再びヘヴィ・メタリックな路線へ戻ってきたのには、何かキッカケがあったのですか?
アンネケ・ファン・ヒェルスベルヘン(以下AVG):確かに、みんな私がメタルから足を洗ったと思っていたようね。事実、ソロ活動をやっていた時は、何でもやりたいことが出来た。どんな音楽でも。時間は幾らでもあったし、自分の曲もあったから。でも、私の心の中にはメタルがずっとあったのよ。実は私って、ひとりだとメタルの曲が書けないの。ギターもあまり上手くないしね。だから、(ソロ作では)楽曲に色んなアイディアを盛り込んでいた。ロックだったり、ポップだったり、あれこれとね。
 ただ、その間も他の人達とコラボする時は、いつもメタルをやっていたわ。デヴィン・タウンゼントとも、MOONSPELLとも、WITHIN TEMPTATIONとも。私自身としても、ずっとメタル・バンドが組みたかった。それで(ソロ作の)プロデューサーに、一緒にメタル曲を書いてくれるよう頼んだりもしていたわ。ひとりじゃ書けないから。ヴィジョンや曲のアイディアは持っていたのよ。そして、自分の曲を実演するために、このバンド──VUURが生まれた。今では幾つもの“自分”を抱えているわ。へヴィなことをやるこのVUUR、デヴィンとの共演、そして、その他のプロジェクトなどなど。
 あと、ソロでアコースティック・ギグもやっているの。まるで、同時に色んな列車に乗っているような感じよ(笑)。バンドとツアーに出て、その一方で、自分自身のアコースティックな活動も行なって。ツアーをやるのは本当に楽しい。色々な方法で自分を表現出来るのは、とても気に入ってるわ。
──いずれもヘヴィな音楽をやっているとはいえ、THE GATHERINGとVUURの音楽性はかなり異なります。中でも最大の違いは、VUURにはテクニカルなギタリストが2人もいる…という点だと思ったのですが、いかがでしょう?
AVG:なかなかイイ指摘ね。私が新たにメタル・バンドを組んだと聞いた時、多くの人が「ああ、“THE GATHERING 2.0”ね」って思ったみたい。でも、私にはそのつもりはなかった。自分自身の音楽が創りたかったから。そもそもアイディアも違っていたしね。実際、(VUURの方が)もっとへヴィで、よりプログレ・メタル的な方向性でしょ? だから、それを演奏出来るプレイヤーを探していたのよ。THE GATHERINGはゆったりレイドバックしていて、まるでメタル版のPINK FLOYDといった雰囲気があった。でも──だからこそ(VUURは)よりアップ・テンポでプログレ寄りになったのよ。
 そのため、アルバム(’17年『IN THIS MOMENT WE ARE FREE – CITIES』)をリリースしたら、沢山の人がガッカリしたそうなの。THE GATHERINGっぽくなかったから…というのが理由よ。私が思うに、自分の声でハッピーな音楽をやるとTHE GATHERINGになるのよ。でも、私は“声”担当というだけで、(THE GATHERINGの)音楽を作っていたのはバンドだった。そこが(VUURとの)最も大きな違いだわ。スタートから2年を経て、最近ようやくVUURの音楽性が理解されるようになってきた…と思える。だから、これで良かったのよ。THE GATHERINGのレイドバック・メタルを今も追い求めている人達に信用してもらうためには、モノ凄く頑張らないといけないし、実際に、最初はとても大変だったのよ。ようやくウマく廻り始めたから、どんどん新しい曲を作って、盛り上げ続けていかないとね。
──脱退後も、何かにつけて“元THE GATHERINGの…”と言われ続け、そのイメージがずっと付きまとっていたことについてはどう感じていましたか? 
AVG:自分がTHE GATHERINGの一部として活動していたことについては、愉しかったとしか思っていないし、そのレガシーの一部であることについても、凄く嬉しく思っているわ。私にとってTHE GATHERINGは、自分が加入する前から特別なバンドだったから。そして(自分が)加入してからも、新しい女声入りの音楽を創った特別な存在となったし、(自分の後任である)シリエ(・ヴェルゲンラン)が加わって以降も、ずっと特別な存在だと思っている。でも、THE GATHERINGのキャリアの中で、(自分が)最も大きな存在だったということは、私自身もそう理解しているわ。色んな人から「THE GATHERINGに戻ってくれ!」と言われ続けていたからね。
 ただ、THE GATHERINGのメンバーと一緒にいる姿が恋しいという人もいれば、VUURでTHE GATHERINGっぽい曲をやるのが観たいという人もいて…。それぞれの思いを尊重するわ。みんな心の中に思い出や思い入れを持ち続けてくれているワケだからね。でも、それはそれとして──私個人は、ソロ・アーティストでいるのも好きだし、THE GATHERINGの曲をプレイするのも好きなのよ。観客に楽しんでもらえるのなら、ついついサーヴィスしちゃうし(笑)。
 THE GATHERING以来、色々なことをやってきた。小さなシアターでのショウもあれば、勿論ヘヴィ・メタルもやるし、その中間のあれこれなどなど…。その全てを追い掛けてきてくれたファンもいる。それは本当に嬉しい。実際のところ、私のオーディエンスは層が厚くて、年配から若い人、メタルヘッズもいれば普通の人々(笑)もいて、色んな異なるリスナーが私の音楽を気に入ってくれているの。だから、そういうこと(アンネケといえばTHE GATHERING)を言われるのも褒め言葉として受け取っているわ。
──THE GATHERINGのメンバーとは今でも付き合いがあるのですか?
AVG:え~と…そうとは言えないかな(苦笑)。でも、大丈夫。憎み合ったり、ケンカしたりはしてないから。言ってみれば、離婚した夫婦みたいなモノよ。どんなにウマくいっている夫婦でも、そういうことってあるワケだし。今は別々のバンドにいるから変な感じだけど、私達の間には、生み出した音楽という子供達がいる。彼等には、いま一緒に活動しているシンガーがいて、私にも自分のバンド・メンバーがいる。だから、たまに両者が同じ場所にいると、何だか妙な感じがするのよ。時々、気まずいわね。オーディエンスは、時にはどちらかを選ばなくちゃいけないし、ちょっとモヤモヤする感じもある。ただ、どっちも観に行くという人も少なくない。THE GATHERINGもVUURも…どっちも楽しむ──私としては、それが一番なんだと思う。
──ソロでやっているというアコースティック・ギグについてですが、どの程度の頻度で行なっているのですか?
AVG:沢山やっているわ。オランダは小さい国だけど、シアターは幾つもあって、こないだも44ヵ所のシアターを巡るツアーを終えたばかりよ。2ヵ月で44公演やったの。ひとつの公演を終えて、1時間もドライヴすれば、もう次の公演地…って感じで、オランダ国内だけを廻った。あの時は、(VUURの)ギタリストのフェリー(・ダイセンス)も一緒でね。彼はフィンガー・ピッキングが得意なのよ。
 あと、ひとりで弾き語りをやる小さなギグも、オランダ国内でよくやっているわ。その時は、歌い終えたら自宅に戻って、家で休んで…という感じだから、本当のツアーではないんだけど。実は今、ソロ名義のアコースティック・アルバム用の曲を書いていてね。来年の早い時期にリリースしたいと思っているの。そしたら、またそのツアーをやることになると思う。私ひとりでやるのか、フェリーと一緒なのかはまだ分からないけど。
──ちょっと基本的なことについても訊かせてください。そもそも、歌い始めたのは何歳頃でしたか? いつ「シンガーになる」と決意しましたか?
AVG:幼い頃から、いつも踊ったり歌ったりしていたわ。家族の前で劇をやったりするのも好きだった。それで14歳の時、学校で合唱していたら、先生から「歌のレッスンを受けなさい」と言われてね。高い音まで出せるのが私だけだったからみたい。その時、「ああ…この先、一生歌い続けたい!」って思ったのよ。音楽も、歌うことも大好きだったから。そう実感したのね。
 当時もうギターを持っていて、ちょっと弾けたんだけど、歌は…本当に心から出てくる感じだったわ。でも、音楽で食べていけたら…って思うようになったのは、もう少し年齢が上がってからだった。真剣に、生計を立てられる形で…ね。それからずっと、もう何年も歌い続けてきているけど、未だに歌ってプレイすることを愛している。今夜だって、みんなの前でプレイ出来るのが本当に嬉しいのよ!
──ちなみに、オールタイムのフェイヴァリット・シンガーというと?
AVG:そうねぇ…。素晴らしいシンガーって沢山いるけど、やっぱりフレディ・マーキュリーかな。彼は本当に凄いシンガーだと思う。ソフトで、優しくもあり、ラウドでもあり、あと…そうそう、オペラも歌えるんだからね! それに彼は、歌っている時はハッピーで、実に心がこもっている。カリスマ性もあって、正に全てを兼ね備えたシンガーだわ。
──QUEENのライヴを観たことは?
AVG:それがね…ないのよ! 残念ながら、一度も…。行っておくべきだったわ。私がまだ子供の頃──’80年代にはまだ活動していたし、当然QUEENのことは知っていたのに。でも、観に行けなかったの。
──映画『ボヘミアン・ラプソディ』は御覧になりましたか?
AVG:ええ! 私には14歳の息子がいるんだけど、フレディとQUEENの大ファンでね。彼と夫と一緒に観に行ったの。あの映画は息子の大のお気に入りになったわ。
──ただ、事実と異なる部分もあったりして、そこが物議を醸したりもしているようですが、あなたはどう思われましたか?
AVG:確かに、色々(事実と)違っていたし、時系列も実際とは変わっていて、出来事がゴッチャになってた。でも、幾つかの事実は再現されていたわ。というか、あれは映画だからね。私は、映画を作るのは、ドキュメンタリーを撮るのとはまた違うと思っているの。それに、まるで世界が開けたかのように、映画の世界に惹き込まれる息子の表情を見ていたら、何が正確じゃないとか…そんなのはどうでもイイと思えたのよ。
 そこに、フレディらしさはあったし、彼の生き様や、彼が音楽と共にどう生きていったのか、それがしっかり表現されていたんだから。そう、とても感動的に…ね。そもそも私は、あまり批判的な人間じゃないし、良い演技で、良い物語ならいいのよ。私って…単純だから!(笑)
──先ほど、アコースティック・アルバムの話をされていましたが、VUURの次作の予定はいかがですか?
AVG:まだ未定だけど──結構、先になると思うわ。まずは、そのアコースティック・アルバムを出して、そのツアーをやると思うから。勿論、バンドのために新しい曲も書くとは思うけど、それがいつになるのかは、今はまだ何とも言えないな。ソロ・アルバム用の曲を書き始めたところだから。ただ、今後もVUURのショウは、この先2年は続けるつもり。忙しくなるわね…!
──次回の来日も楽しみにしています!
AVG:私達も楽しみにしているわ! どうもありがとう!!


VUUR / In This Moment We Are Free – Cities (RBNCD-1243)



TANK 来日公演物販の初期5枚の紙ジャケットにつきまして

いつもルビコン・ミュージックのご利用をありがとうございます。

この度TANK来日公演物販として制作されました初期5枚の紙ジャケットCDにつきましてご連絡差し上げます。

今回、物販として制作されました紙ジャケットCD5タイトルですが、当時のLPレコードを再現しきれていない部分が有りましたので、再度ジャケットのみ作成致しました。

宜しければお手元のジャケットと交換して頂ければと思います。(お手元に残った古いジャケットは返品不要です)

本HPからご注文のお客様につきましてはこちらからお客様のご住所にご送付させて頂きます。
また各店舗様、ライヴ会場等でお買い上げ頂いたお客様につきまして大変お手数ですが、弊社HPのコンタクト
(http://rubicon-music.com/contact) から、件名TANKで住所をお送り下されば、無料で発送させて頂きます。
バラで御購入の場合は、どのジャケが必要かもお書き添え下さい。お詫びと致しましてTANKステッカーを同封させて頂きます。

以上お手数ですが、どうぞ宜しくお願いします。

この度はお買い上げ有難う御座いました。今後ともルビコン・ミュージックを宜しくお願い致します。



VUUR アンネケ・ファン・ヒェルスベルヘン 来日インタビュー(パート1)

2019年4月20日・21日、大阪・東京で行われた“Metal Female Voices Fest in Japan 2019” で待望の初来日を果たした、元THE GATHERING のカリスマ女性シンガー、アンネケ・ファン・ヒェルスベルヘン(アネク・ヴァン・ガースバーゲン改め)率いるメタルバンド、VUUR!待望のアンネケの来日インタビューが奥村裕司氏によって実現!
インタビューのパート1を掲載致します。



── Anneke Van Giersbergen(VUUR)interview ──
 by Yuzi Okumura
 (通訳:椎名 令)


[パート1]
──正にようやく…の来日ですね! VUURもそうですが、日本のファンはあなたが来てくれるのをずっと待ち望んでいました…!!
アンネケ・ファン・ヒェルスベルヘン(以下AVG):私も日本へやっと来られて、凄く嬉しいわ! ここに来るまでにあまりにも長い時間がかかってしまったから。THE GATHERINGのアルバムがリリースされたのは、もう随分前のことだったし、その後、私はソロ・アーティストとしても作品を発表してきたけど、なかなか日本を訪れることは叶わなかった…。だから、私も他のメンバーも、みんな本当に嬉しいのよ!
──昨日の大阪公演はいかがでしたか?

AVG:最高だったわ! オーディエンスから沢山のエネルギーをもらったという手応えを感じている。予想通り、日本の人達は礼儀正しいんだけど、それでいて、音楽に心を捧げていることも伝わってきた。素晴らしいことね! ただ、まだ大阪で1公演しかやっていないから、“日本のオーデェンス”という点では、まだ何とも言えないかな。また別の街に行くと、異なるオーデェンスだということもあるし。今夜(の東京公演)がどうなるのかも、なかなか興味深いところよ。でも、何故だか分からないけど、今日のオーディエンスの方が、昨日よりもっとオープンなんじゃないか…って気もしているの。もっと声をあげてくれたりとか…ね。
──持ち時間が50分と短いため、セットリストを組むのが大変だったのでは? VUURはまだ1枚しかアルバムをリリースしていませんが、THE GATHERINGの曲などもプレイしているようなので、とても50分では収まりきらないですよね?
AVG:そう──やりたい曲がいっぱいあるから大変だったわ! VUURは勿論、THE GENTLE STORMもあるし、AYREONの曲も、デヴィン・タウンゼントとの曲もあるでしょ? だから、(他のメンバーと)メールで「この曲は外せない」「いやいや、だったらこの曲も!」…なんて、何度も何度もやり取りしてたのよ。日本のファンがどういった曲を求めているのか、分かっていればもっと楽だったけど、それも想像するしかなかった。古い曲が聴きたい人もいれば、ニュー・アルバム(VUURの’17年作『IN THIS MOMENT WE ARE FREE – CITIES』)の曲がイイという人もいるハズよね? まぁ、(今回の日本公演に限らず)セットリストを組む際は、いつもモノ凄く悩むんだけど。
──セットリストは、メンバー全員で民主的に決めているのですね?
AVG:いや…実は私が決めているの(笑)。主にベースのヨハン(・ファン・ストラトゥム)と、ああでもない、こうでもない…とメールでやり取りするものの、私が以前に在籍したバンドの曲もプレイするワケだから。
──最終的な決定権はあなたにある…と?
AVG:そうよ…(日本語で)ハイ!(笑)
──当然、THE GATHERINGの曲もやってくれると思いますが、当時からのファンも大勢ライヴを観に来ているので、みんな感激して号泣してしまうと思いますよ。
AVG:そう願うわ。だって、THE GATHERINGでは日本へ来られなかったんだものね! 今日は2~3曲プレイするつもりよ。あの時代をちょっと呼び戻せればイイんだけど。
──THE GATHERING時代は、来日の話は全くなかったのですか?
AVG:うん。全然なかったわ。当時から、(同じオランダ出身の)WITHIN TEMPTATIONだとか、EPICAだとかが
活躍していて、彼等は日本でもプレイしていたのに、私達にはその機会がなかった…。そもそも、私自身はライヴのブッキングには全く携わっていなくて──どうして当時、日本に来ることが出来なかったのか分からないのよ。アルバムはリリースされていたし、インタビューもやったし、日本盤のみのボーナス・トラックもちゃんと用意していたのに…!(苦笑) だから、日本にファンがいることは分かっていた。それなのに…全くどうしてだったのかしら?
 でも、今ようやくここにいることが出来ているから、再来日が実現するよう、色々と働きかけをしなきゃね。興味を持ってくれるプロモーターや(バンドの)可能性を信じてくれる人を見付けて、彼等の助けを借りないと。新しい友達を作って、新しいファンを獲得し、ニュー・アルバムをリリースしたら、またライヴをやって──これが最後の来日にならないことを願うわ。
──次回は是非、ヘッドライナーで来日して頂きたいです。
AVG:そうなったら素晴らしいわね。あと…分からないけど、大きなフェスティヴァルとか、出られたら最高なんだけど。私達はいつでも飛んで来るわ!
──ところで…今さらながら、あなたの名前の発音を確認させてもらえませんか? 日本人にはオランダ人の名前は難しくて、なかなかウマく発音出来ないのですが…“アンネケ・ファン・ヒェルスベルヘン”で合っていますか?
AVG:そうよ、大正解!(笑)
──日本で最初にTHE GATHERINGのアルバムがリリースされた時、“アネク・ヴァン・ガースバーゲン”と記されたことで、日本のファンは未だに“アネク”と呼ぶことが多いようですが、英米では“アニーク”と呼ばれていますね?
AVG:うん。世界中の色んなところで、様々な発音をされてきた。それぞれで違うのよ。YouTubeには、私の名前を“どう発音するのか?”といった動画まであるぐらい(笑)。それも複数あって──なかなか面白いわ。まぁ、私達にとっては、あなた達の言語が凄く難しいし、そもそもの発音や発声があまりにも違うんだから、当然よね。ちなみに、私達はオランダでも南部の出身で、“g”や“r”はソフトで柔らかい発音になるの。アムステルダムじゃ、“r”はもっと極端に巻き舌にする感じなんだけどね。

──では、ギターの“Jord Otto”は“ヨルド・オットー”ではなく、“ヨホド・オットー”…みたいな?
AVG:そうそう。難しいでしょ?(笑) オランダ人の名前は──特に“g”と“r”がね。
──もっと練習します(笑)。そういえば、VUURのデビュ―作は“CITIES”と副題が付いていて、実際に世界各地の都市について歌われていますが、この来日公演が終わったら、「Tokyo」か「Osaka」という曲を書いてくれるのではないか…と、日本のファンは期待していますよ。
AVG:そうね。是非、そうすべきだと思う。こうして日本に来ているんだもの。実際、私は旅を通じて、新しい世界や違う文化を見て、それぞれの都市にインスパイアされてきた。そうして各都市のことを曲にするのは、とても素敵だとも思っている。でもね、ここ(日本)にいると、中欧や北欧とはあまりに違っているから、これまでになく衝撃を受けたわ。南北アメリカは、わりと私達が住んでいるヨーロッパに似ている。でも、今は極東にいて、ライフ・スタイルも話し方も言語も全く違うから、次にどこかの都市について書くのなら、絶対に日本から選ばなきゃ!
 それはバンドの全員が思っているの。みんな朝から晩まで、常に「何て違うんだ!」「でも、それが素晴らしい!!」と言い合っているのよ。日本滞在中、出来る限りあなた達について、そしてあなた達の国について学ぼうとしている。私達は何年もツアーを続けてきたけど、いつも新しい何かを見つけよう、そこから刺激を受けよう…と思ってきたわ。
──日本食は試してみましたか?
AVG:ええ! お寿司は大好きよ。オランダにもスシ・バーは沢山あってね。大人気なの。どの町にだってあるぐらいよ。だから、メンバーみんなで「日本のお寿司はもっともっと美味しいに違いない!」と、凄く楽しみにしていた。その結果、予想以上に美味しかったわ!! やっぱり水が違うし、そもそも新鮮さがまるで違う。とにかく、常に「どこのお店が美味しい?」と訊きまくっていたの。良いお店の情報なら大歓迎よ(笑)。そうして、日本の伝統的な文化を出来る限り堪能しようと思っている。
──ラーメンはどうでしょう?
AVG:ああ、食べた! でも…私って、お箸が下手で。本当に酷いモノよ。ある日、ひとりでラーメンを食べに行ったのね。他のメンバーは、どこか別のところに行っていたから。それで、何とか注文することは出来たんだけど、スープの中で麺がツルツル滑っちゃって、なかなか食べられないの(苦笑)。だからちょっと考えて、日本の人達がどうやって食べているか、観察しようとしてみた。ところが、みんな“ズズズ~♪”って食べるのが速くて、よく分からない…。そしたら、店員の女性が気を利かせて、「フォークを使いますか?」って訊いてくれたの。でも、やっぱりお箸で食べたいじゃない? だから、何とか頑張ってお箸を使って食べたわ。結局、食べきるのに1時間もかかってしまったけど…(笑)。
──ひとつ確認ですが、THE GENTLE STORMはまだ健在ですか?
AVG:そうね──ある意味では…。まぁ、私とアルイエン(・ルカッセン)でやっているバンドだから、将来的にアルバムはいつでも作れると思っているの。「またやろうか」という話になってもいるわ。アイディアは沢山あるし。それに、VUURのメンバーの半分はTHE GENTLE STORMのライヴ・メンバーでもあるから、やれないことはない。でも、アルイエンはAYREONで新しいアルバムを作っているし、私もVUURの新作に取り組みたいから…。今は、「この先、またやりたいと思っている」と言っておくわ。
──アルイエンはTHE GENTLE STORMのライヴには参加していませんね?
AVG:彼は基本ライヴはやらない。彼自身のショウをやる時を除いて…ね。何というか、ステージに対して神経質なところがあるのよ。カリスマ性があって、素晴らしいプレイヤーだから、私達には理解しがたいところね。いつもおどおどして、「いやぁ…ダメだな」なんて言ってるの。以前にアコースティック・ギグとして、2週間一緒にツアーをやったことがあって、それも私が連れ出したんだけど(笑)、全日程を終えて、「楽しかった?」って訊いてみたら、「そうだね。でも、2度とゴメンだ」と言っていたわ。
 実際、彼は毎晩ナーヴァスになっていた。それに彼って、凄く背が高いじゃない? だから、飛行機に乗ったり、車に乗ったりして移動が続くと、かなりの負担になって、腰とか脚を痛めてしまうの。つまり、身体的な理由もあるのよ。演奏面では、ステージでも本当に素晴らしいのにね~。
──ずっと前のことですが、アルイエンがラナ・レーンというアメリカの女性シンガーのバック・メンバーとして来日し、ライヴを行なったことがありました。その時は、普通にステージを楽しんでいるように見えましたが…?
AVG:そう、以前は違ったのよね。でも、時が経つにつれて、どんどんナーヴァスになっていったの。それで、ステージに立つ機会をどんどん減らしていって、余計に酷くなった…というか。ただ彼は、今もステージに立っている瞬間は、演奏することも、オーディエンスのことも愛していて、観客も彼に大歓声を届けくれる。でも、ステージに立つまでが大変で──(憂鬱な表情を模し)「ああああ~、イヤだぁ~。やりたくない~。もういっそ、俺を殺してくれ~」ってね(苦笑)。それなのに、いざステージに立てば、「ああ…最高だ! ボント最高だよ!!」ってなっちゃう。そしてショウを終えると、「酷い客どもだ! ああ、最悪だった!!」と変貌するの。実際には、魔法のように素晴らしいプレイヤーなのに。
──あと、あなたはMAIDEN UNITEDという、IRON MAIDENの曲をアコースティックでカヴァーするバンドでも歌っていましたね?
AVG:うん。でも、最近はやっていないの。私が最後に参加したのは、4~5年前だったと思う。そもそもMAIDEN UNITEDっていうのは、その時々に集まることが出来るメンバーでライヴを行なっていて、毎回ちょっとずつメンツが違っているのよ。ライヴもそんなに頻繁にやらなくて、年に2~3回とかかな。というか、いま私は自分の活動で手一杯だから、ここしばらくは参加出来ないでいるわ。

── パート2に続く ──


TANK来日公演!デヴィッド・リードマン(vo) インタビュー!

TANK デヴィッド・リードマン インタビュー:
(7月13日の東京公演初日の会場、SHINJUKU HOLIDAYにて)

―TANKが20年振りの来日公演を行うというタイミングで、あなた自身も本当に久しぶりの日本でのライブだと思うのですが、あなた自身は日本はいつ以来ですか?

David:俺が前に日本に来たのは20年前だ。PINK CREAM 69と共にね。初めての来日だったよ。’99年だ。えーと、場所は大阪と川崎だったかな?

―D.C.クーパーと一緒だった時ですか?

David:そうそう、俺達はD.C.クーパーと一緒に公演をやったんだ。グレイトだったよ。D.C.クーパーのバックバンドはPINK CREAM 69だったから。俺、抜きのPINK CREAM 69さ。基本的には、俺達が先にプレイして、その後にバンドだけ衣装を変えてD.C.クーパーがプレイしたんだよ。

―なるほど。TANKだけでなく、あなた自身も久しぶりの日本というわけですよね。それが20年前で・・・

David:20年も経った気がしないけどね。考えてみれば長い時間だけど。(笑)でも今ここ(日本)にいて、風景的には大きく変わったようには見えないよね。20年経ったってほどにはさ。皆、携帯とかスマホを持ってはいるけど、大きな変化って感じには俺には見えない。まだ(俺の知ってる)日本がそこにあるって感じさ。

―では一番訊きたい所なのですが、あなたが何故TANKに加入したのか、その経緯をおしえて頂けますか?

David:ああ、基本的にはギターのミック(タッカー)と出会ったのが最初だ。電話で話してからね。俺もミックもオランダに住んでいるからオランダで。そこで彼から“TANKってバンドがあるけど、将来一緒にやるのもいいかもしれないぞ”って言われてたんだよ。俺たちは1時的に一緒にバンドをやっていたんだけど・・・その後、彼が“デヴィッド、TANKで歌ってみるのはどうかな?将来的に。“って言ってきたんだ。丁度、ヴォーカリストだったZPサート(元DRAGONFORCE)が、あの有名なSKID ROWに行っちゃった後でね。で、言われたんだよ。”君にとっても悪い話じゃないと思うんだ。君には経歴があるし、知名度もあって。それはTANKにとってもグレイトだよ。“って。だから彼らの曲を聴いてみたんだ。実は俺はその時点でTANKを良く知らなかったんだよ。1曲くらいしか知らなかった。(笑)でもその後は起こった通りさ。うまくいったんだ。

―ミックとやったいたというバンドはレコーディングなどはしたんですか?

David:いや、そこまではいかなかった。あっという間の活動だったんだよ。

―活動拠点はオランダで?

David:オランダっていうか、正確にはベルギーだね。

―TANKの曲を全く知らなかった所から、リハーサルに備えて曲を覚えないといけない段階になって、彼らの曲をどう思いましたか?

David:そうだね、俺としては、本当に正直に言うんだけど、TANKはグレイトなレコードを幾つも作っていて、素晴らしい曲も揃ってる。俺が曲を聴いて覚え始めて、ドゥギー(ホワイト/ZPサートの前任シンガー)が歌っている曲もZPが歌っている曲も凄くいい曲だった。だけど、やはり彼らの古い曲が本当に気に入ったよ。アルジー・ワード時代のTANKの曲がね。全部の曲が好きだよ。

だけど古い曲が本当に気に入ったよ。Algy WardのTANKの曲は本当にいい。
Stormtrooperとか、全部の曲だよ。ライヴのセットリストに入れなきゃいけない曲ばかりさ。だから俺が入ってセットリストに古い曲を多く入れるようになっていった。TANKのファンだってそのあたりの曲が聴きたいだろ?

―ファンが絶対的にアルジーのヴォーカルで慣れ親しんでいる曲を歌うことに対して、あなたのアプローチを聞かせて下さい。

David:まず、アルジーは俺が歌うよりもっと低く歌うんだ。だから時には、パワーを出すのが難しいこともある。俺からすればキーが低すぎる箇所もあるから。それはたまに、だけど。でも全般的には、彼が歌っていた曲を歌うことは本当に楽しいことなんだ。彼は素晴らしいシンガーであり、ベースプレイヤーで、彼の書く歌詞も素晴らしいからね。まぁ元々歌っている、PINK CREAM 69の曲を歌うほうがちょっと楽かもだけど。(笑) 俺はタイプ的には(前任シンガーの)アンディ・デリス寄りのタイプだから。(笑)スタイルは違うけど、それはそれで楽しいんだ。

―あなたがTANKに持ち込んだものは、何だと思いますか?

David:古い曲をレコーディングし直そう、っていうのは俺のアイディアだったんだ。俺からメンバーに持ちかけたのさ。昔の曲は本当にグレイトだけど、音質はベストじゃない。’88年とかだから当然なんだけどね。いい音ではあるんだけど、パワーがないんだ。だからあの時代の曲を俺の声で再録したら、きっといいものができると思ったんだ。今回の『Re-Ignition』はまさに俺がTANKに持ち込んだものだと思うよ。フレッシュな生命をTANKに吹き込んだ、って思ってもらえると嬉しいよ。

―実際にTANKでツアーを回って来て、ファンの人達が自分を受け容れてくれている、という感覚はありますか?

David:ああ。そう思ってるよ。それでもファンからは時々“アルジー・ワードはどこだ?”って言われるし、それはしょうがないと思っている。時には「(オリジナル)ドラマーはどこだ?」とかね。(笑)でも今、現在で言えば、おおよそ受け容れられていると思うな。俺にとってはバンドの新メンバーとして受け容れられるっていうのは初めてのことじゃないし・・・PINK CREAM 69でも同じだったよ。最初は皆“アンディ(デリス)はどこだ?”“Andy Deris!Andy Deris!”って調子でさ。(笑)今はTANKでは何も問題ないって感じだね。ファンには俺のことも、俺ができるということも判ってくれたんだと思う。

―TANKにとっても新しいヴォーカリストを迎えるのは初めてではないわけですしね。

David:そうさ。ドゥギー(ホワイト)がいて、ZP(サート)がいて。彼らはオリジナルアルバムをレコーディングしてる。俺達もこれからオリジナルアルバムをレコーディングするけど、これまで築いた、この独特なスタイルをキープしないといけないわけだ。TANKスタイルをね。それが一番重要だよ。ファンはそれについて来てるんだから。

―では、あなたが一番好きなTANKのアルバムと一番好きな曲を教えてください。

David:そうだなー、俺の一番好きな曲は・・・たぶん「(He Fell In Love With A) Stormtrooper」か、「Echoes of the Distant Battle」かな。アルバムは1枚目の『Filth Hounds Of Hades』だね。でも他のアルバムでも好きな曲は沢山あるんだ。「(He Fell In Love With A) Stormtrooper」はライブで歌うのが凄く楽しい曲さ。ファンがクレイジーになるからね。ハハハ!

―「(He Fell In Love With A) Stormtrooper」」はキーが低めの曲ですよね?

David:ああ。でも最高の曲だよね。今回の再レコーディングで、よりモダンな曲になったのが「Walking Barefoot Over the Glass」だと思う。今の時代の曲っぽくなった。

―では、今回の『Re-Ignition』アルバムについては、あなた自身、客観的に聴いてみてどう思われますか?

David:アルバムの出来栄えにはすごくハッピーな気持ちさ。昨日(ライヴ前日の7月12日)ディスクユニオンでサイン会をやったんだけど、そこで流れてて、ちょっと距離を置いて聴くことができたのは良かったね。よりリスナーの立場で聴けたって感じさ。聴いててグレイトだと思ったよ。俺がやりたかったことがちゃんとできててさ。ヴォーカルパートをレコーディングするとき、俺は過去のアルバムを聴きこんでアルジーがアルバムでやってたことを真剣に分析したんだ。大事なことだからね。オリジナルがやってた以外の事は一切やらないってことがね。あと、オリジナルの曲と違う声で歌ってしまわないようにということも気を付けたよ。たまにやっちゃうんだ。(笑)ちょっと違うことをね。でもファンのために原曲の要素をキープしなきゃいけないと思ったよ。“アー、何てこった、全然違うじゃないか!”って言われないようにね。(笑)彼らの基本はオリジナルだからさ。でも俺は時々、今回の再レコーディングのやつも最高じゃないかと思うんだ。サウンド的には今までのサウンドよりも良いしね。ま、俺個人の意見だけど。(笑)そうそう、それでそのサイン会で『Re-Ignition』アルバムが流れてて、ちょっとファンみたいな気分になって聴いてたってこと。“ああー、いい音!俺、俺だよ!”ってね。(笑)

―Davidはとてもバンドにフィットしていると思うのでこのままTANKで続いてほしいと思っていますが、あなた自身は将来的にはどう考えていますか?

David:へへへへへへへ(爆笑)
それには大量の金がいるぜ。 がははははは!(爆笑)冗談だよ!まず、俺達は仲間なんだ。特に今はお互いを良く知り合った友達同士さ。この2、3ヶ月沢山旅をしてて、スウェーデンやオーストラリア、そして今は日本だ。とても上手く行ってるよ。お互いをよく理解できてるし。バンド内でも色々なアイディアも沢山でね。今はこれは長期の活動だって信じられるよ。でもバンド内では、フェアでいないといけないし、皆のために頑張らないといけないと思うんだ。全員がハッピーにならないといけないからね。

―TANKはツアーやライブを沢山やって忙しいバンドですが、今、PINK CREAM 69はどんな状態でしょうか?

David:彼らとは上手く行ってるよ。一緒に活動して長いしね。2月にはMonsters of Rock Cruiseでプレイしたんだ。マイアミからジャマイカまでね。グレイトだったよ。今月7月はロシアにも2日間行くんだ。すごくいいフェスティバルがあってね。バンドっていうのはたまには休息期間を取るから、活動していない時期もある。デニス・ワード(b)も忙しいから。でもこれからもアルバムを作ってツアーをしていくと思うよ。

―あなたはTANK、PINK CREAM 69以外にも色々なプロジェクトで歌っていらっしゃいますが、シンガーとして在籍バンドがありながら他の活動にも参加することをどう思っていらっしゃるんでしょうか。

David:俺は色んな人と仕事をするのが好きなんだ。そういうのが楽しいんだよ。もちろん、時には失敗もするさ。自分に合わないプロジェクトに参加しちゃったりね。(笑)だから上手く行かないバンドは抜けてきたし・・・今現在はTANK、PINK CREAM 69、そしていちばん頻繁に仕事してるのがPENDULUM OF FORTUNE かな。マイケル・シェンカーとやってたドラムのボードー・ショフと一緒にやってるバンドでね。そんな感じで掛け持ちで活動はしているけれど、それらが全部上手く行くことが重要だからさ。カレンダーと睨めっこして、“ああ、アレがあったか、ここはどうするかな。”なんて感じさ。(笑)ときにはやりくりが簡単じゃないこともあるけどね。でも違うことを色々やるのが楽しいんだ。

―あなたはシンガーとして、どんな人に影響を受けたか、そしてあなたの音楽的なルーツや音楽論を聞かせて頂けますか?

David:俺は’70年代の音楽の大ファンでね。まず、音楽を始めたときは、THE BEATLESにハマってた。あと、俺はLED ZEPPELINの大ファンで・・・それからTHE WHO、DEEP PURPLE・・・’70年代のサウンドは今でも俺にとってすごく大事なんだ。そして素晴らしいシンガーたち・・・ポール・ロジャースにデヴィッド・カヴァーデル!う~ん・・・(彼は神!という感じの表情!)楽器を学びだすと、上手い人を聴くことが重要になってくるだろ?ギタリスト、ドラマー、何でもさ。俺にとっては上手いシンガーの歌を聴くことがすごく重要だったんだ。ジャンルに関係なく聴くよ。例えばケイト・ブッシュなんかもね。それからチャカ・カーンとか・・・子供の頃、誰かが俺にチャカのアルバムをくれてね。その時は“何だこの音楽は!”って思ったけど、彼女の歌い方は素晴らしいよね。だから俺自身、素晴らしいシンガーの歌にはいつも影響されたいって思ってるんだ。

―何歳から歌っているんですか?

David:たしか12歳の頃に歌い出したと思う。

―それはバンドで?

David:いやいや、最初のバンドは俺が14歳の頃だよ。ギターを弾いてたんだ。THE BEATLESの曲を演ってね。

―では最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

David:もちろん!今回の来日は20年振りで・・・20年は長すぎたけれど、すごく沢山の人が「いつ日本に戻ってくるの?」って気にしてくれていた。俺自身はまた日本に来られるとは思ってなかったから来日が決まって、ちょっと感傷的になったね。今ここ(東京)にいられることはアメイジングだし、思い切り楽しもうと思ってるよ。日本のファンにもたくさん会ってね。
We’re gonna Rock!!
Thank you very much!


インタビュー:ルビコン・ミュージック
翻訳:椎名 令
写真:Towy

20年振りの日本公演!TANK 来日インタビュー!!

TANK メンバー全員インタビュー:
(7月14日東京公演2日目の会場、SHINJUKU HOLIDAYにて)

―20年振りの来日で、昨日初日が終わったわけですが、昨日のライブに関しての感想を聞かせて下さい。

Cliff:ここ(日本)に戻って来れて良かったよ!20年振りって気はしないけどね。戻って来られて、昨夜もグレイトな観客に迎えられて、いいもんだね。凄くハイな気分だし、また来れたのは素晴らしい経験だよ。ファンも以前よりも大勢いて最高さ。ルビコン・ミュージックからリリースしたニューアルバムの『Re-Iginition』の売れ行きもいい具合だしね。デヴィッドも偶然20年前に日本に来てるんだよね。とにかく今夜のショーも凄く楽しみなんだ。

Randy:昨夜のライブは最高だった。ステージに上がったら熱気のあるお客さんの笑顔が沢山見えて、今までやったショーの中でも熱量的にはベストだったかもしれない。お客さんから元気をもらって、こちらからもエネルギーを返すことができたんじゃないかな。とてもファンタスティックだった。

Bobby:俺は色んなバンドで日本で何度もライブをやってるけど、今回もいい体験だね。みんな親切でフレンドリーだし。みんな、ショーの間中ずっと笑顔なんだ。嬉しいね。ははは(笑)ファンタスティック!その通りさ。

David:俺も20年前にここ(日本)に来て。オーディエンスが手や拳を振り上げて、曲に合わせて手を叩いたりしてくれて、凄く驚いたのを覚えてる。皆、曲を覚えてるし、歌詞も覚えてるし。昨日は1曲目からオーディエンスと一体となってた。だから凄くやりやすかったんだよ。曲を演るごとに一体感が強くなってね。だから今夜も凄く楽しみにしてるんだ。昨夜以上の盛り上がりにしたいね。ショーの後で日本のファンたちと会うのも楽しみだよ。昨日もプレゼントをもらったりね。20年前もプレゼントをもらったのを覚えてるけど時代は変わったから今回は期待してなかったんだよ。ここにいられるのが凄く嬉しいし、これからの2つのショーも凄く楽しみにしてる。

Mick:うん。前回は20年前でね。大昔だよ。(笑)戻って来られたのは大きいね。昨夜のライブはお客さんのノリも素晴らしかった。サインしたり、写真を撮ったり、皆笑顔だったね。最高だったよ。

―昨日のショーは、持ち時間が90分ということで代表曲が沢山ある中で選曲が大変だったと思うのですが、昔の曲だけでなく新しい曲も演っていました。新旧のバランスを取りながらの選曲は難しいのではなかったですか?

Cliff:ああ、俺たちには『Re-Iginition』に収録された古い曲もあるし新しい曲もある。曲が沢山ある中から選ぶのは難しかったよ。皆を満足させないといけないから、凄く頭を悩ませるよね。昨日とは多少は違う曲もやらないといけないし。だから古い曲を演るセクションと、最近の2~3アルバムからの曲を演るセクションを設けて、「Valley of Tears」、「War Machine」、「War Nation」を演るのさ。皆がハッピーになれるようにね。

Mick:そうそう、全員ハッピーにしないといけないからね。とにかく曲が多いからさ。“なんであの曲演んなかったんだ”“あの曲は~”とかいう声が絶対出るし。(笑)

―選曲に関してはどのように決めているんですか?

Cliff:ファンが大好きな曲のリストってものがあってね。「This Means War」、「Honor and Blood」、「Echoes of a Distant Battle」このあたりは毎回演らないといけない曲なんだ。

―それはSNSなどでアンケートを取ったり?

Cliff:そうそう、皆から聞いてるんだ。’80年代にMETALLICAとツアーした時からずっと演ってる曲もあるし、日本だけのセットはちょっと変えてみようとかさ。何故かいつも1曲だけ絶対にやらないって曲があって、後から“あの曲をやらなかった!”って絶対言われるんだよ。(笑)どれだけ皆の意見を取り入れたって、いつも1曲は絶対に“あれを演らなかった”って言われる曲が出るんだよ。

Mick:なんかこぼれるのがあるんだよねぇ。

―で、メンバー全員の意見は入っているんですか?

Cliff:うん。入ってるよ。

Mick:どれを演るかって喧々囂々だよ。(笑)

―ファンの意見とバンドの意見を合致させるのは難しいと思います。初期ばかり聴きたがるファンも多いのかと思うのですが、そのへんのバランスはどうしていますか?

Cliff:そうだね。実はファンと俺達は好みが同じなんだよ。幸運なことにね。俺達も演奏していてハッピーな曲を選ぶのさ。

Mick:俺達が演奏してハッピーな曲はオーディエンスもいいリアクションしてくれる訳さ。

―メンバーの中で自分はこの曲が大好きなんだけど演れてない!という曲はないんですか?

全員:(笑)

Cliff:俺、「War Drags Ever On」は好きだよ。(笑)*今回の日本公演ではプレイしなかった曲

Mick:(爆笑)

Cliff:あれ、アルバム的にはいい曲なんだよ。ただ曲が長いからね。

Mick:演奏するにはチャレンジだよね。ソロが長いからさ。

David:俺、長い曲大好きだよ。

全員:(笑)

David:長ーいソロとかね。

Cliff:俺ドラムソロ大好き。

Bobby:ははははは(笑)

Cliff:ベースソロはもっと好き。

全員:(爆笑)


―「Power of the Hunter」でのドラムソロとベースソロのアイディアはどこから来たんですか?

Randy:ただああなったんだよ。(笑)

Bobby:そうそう、ただああなった(笑)信じても信じなくてもいいけどね。俺達にもわからないんだ。

Randy:純粋に即興なんだよ。

Mick:といっても同じコードには戻らないといけないんだけどね。

Cliff:別の曲のフレーズを入れたりさ。

Mick:昨日のベースソロに「Roundabout」(YES)が入ったのはアクシデントでさ。(笑)

Randy:そうそう、あれはアクシデント(笑)

Mick:そこにボビーが飛び込んじゃって・・・

Cliff:そのまんま行っちゃったんだよね。(笑)そういうことが毎回起こるんだ。

Mick:ただ起こるんだよね。で、戻そうかなってところでギターを入れて・・・
 

―ドラムソロとベースソロがあるのなら、ロング・ショーではギターソロがあっても良いのではないかと思うのですが・・・そうゆう要求のようなものはありませんか?

全員:(爆笑)

Bobby:イエー!!

Mick、Cliff:ノー!!ノーノーノー!!

Bobby、Randy、David:イエー!!!!


―例えばリッチー・ブラックモアのような長いソロとか・・・

Cliff:(笑)次の日本公演でやるよ。

Mick:昔はよく2人で一緒にギターソロやったけどね。

Cliff:また日本に戻って来たらやろう。

Bobby:エース・フレーリーみたいな花火が出るやつがいいよ。シュゴォォォーっと(笑)

Randy:今回、ギターソロなかったの残念だよね。

Mick:(爆笑)


―くどいようですが、ギターソロをやらなかった理由は?

Cliff:曲の中にすでにギターソロがあるからさ。ベースソロとかドラムソロもあるし。曲の中でギターはプレイしっぱなしだし・・・

Mick:長いギターソロはファンが寝ちゃうよね。(笑)

Cliff:そうそう、ソロより曲が大事だから。

全員:(拍手)

―日本のオーディエンスにデヴィッドは“寝てるのかー?”みたいなこともMCで言ってたわけですが、
実際日本のオーディエンスのリアクションはどうでしたか?

Cliff:いや、それは素晴らしかったよ。

Randy:ファンタスティックだった!

David:(寝てるんじゃないかっていうのは)あくまでも冗談だよ。(笑)

Mick:(爆笑)

Bobby:もっともっと観客を盛り上げるのが、彼の役目だからね。

David:あれはもっと声を出させる戦略さ。しかしオーディエンスは素晴らしかったよ。もちろん、寝てるようには見えなかったよ。(笑)

―デヴィッドのパフォーマンスは、客の煽り方、間の取り方などが絶妙で、安定感のあるプロという感じでした。それについてはいかがですか?

Bobby:クッソ退屈!(笑)

全員:(爆笑)

Bobby:頼むぜー、デヴィッド!俺はプレイしたいんだよーみたいな感じさ。(笑)

Cliff:冗談はさておき、そこはデヴィッドの功績だよね。

―本物のプロだと思いましたよ。

David:それはありがとう!金を払うよ。(笑)

全員:(爆笑)

David:他の国でプレイする時は、いつも同じ状況ってわけじゃないんだよ。ときには盛り上げるのにもっと苦労したりするときもあるし。昨夜は俺も凄く頑張ったんだけどさ、やり甲斐があったよ。やること全部に対してオーディエンスがイエー!!って手を振り上げたりしてさ。最高の時間だった。
最初から最後までね。

Cliff:全くそうだね。上手く行って素晴らしいショーだったよ。是非また日本に戻って来たいね。

―最後に日本のファンにメッセージや言いたい事を一人一人お願いします。

Cliff:日本に戻って来ることができて、そしてこんなに受け容れられて凄く嬉しいよ。20年前以来の友達に会え、そして新しい友達もでき、新しいファンも獲得できた。TANKを聴いたことがなかった若い子達もいたわけだからグレイトだよね。本当に来られて良かったと思う。

Mick:そうだね。また早く戻ってこれればと思うよ。素晴らしいショーになったし、素晴らしい観客だよ。

Randy:俺はこれで初めて日本に来たんだけど、勿論これが最後にならないことを願うよ!最高の観客だし、毎日アメイジングな体験さ。ありがとう。

Bobby:そうだな。ただひとつ残念に思ったのはベジタリアン向けの食事がもっとあったら良かったってことだな。(笑)それ以外は完璧だ!

David:俺にとっても20年振りの日本なんだ。何年も沢山の人から“いつ戻ってくるの?”ってメッセージで訊かれててさ・・・凄く素晴らしい体験だったよ。そしてTANKと一緒にここにいるということがアメイジングだ。日本のファンの皆に感謝しているよ。ありがとう。

全員:ありがとう!また会おう!Japan Still Rocks!


インタビュー:ルビコン・ミュージック
翻訳:椎名 令
写真:Towy