RIOT CITY ケイル・サヴィ(g) インタビュー!

RIOT CITY ケイル・サヴィ(g) インタビュー:

2022年12月28日に日本デビューを果たしたカナダのNWOTHM期待のバンド、RIOT CITYのリーダーで、元リード・シンガーでもある、ケイル・サヴィ(g)の最新インタビューをお届けします!

 
*お元気ですか?RIOT CITYの素晴らしきニューアルバム『Electric Elite』がいよいよ日本でもリリースされます。今のお気持ちから話して頂けますか?
素晴らしい気分だよ!いつか作品を届けてみたいと思っていたマーケットだからね。日本で我々の新作がウケることを願っているよ。

 
*ニュー・アルバム『Electric Elite』は前作『Burn The Night』で示した方向性をさらに押し進めた雰囲気を感じます。あなた自身はどのような感想を持っていますか?
我々はデビュー作よりも更に一層気合を入れてサウンドを練りこんだんだ。 ジョーダンの加入が歌唱力だけでなく我々の音楽性もグンと拡げることが可能にしたんだ。
 
*既に欧州ではニューアルバム『Electric Elite』はリリースされています。反応はいかがですか?
反応は素晴らしいよ。ヨーロッパはいつも我々の一番のマーケットだ。だからロードに戻って、ヨーロッパ全域で我々のアルバムがしっかりとリリース出来る事にワクワクしているんだ。

 
*前作とこのニューアルバムの間にバンドにとって大きな変革がありました。それは専任シンガーのジョーダン・ジェイコブスの加入です。元々バンドのシンガーはあなたが兼任していましたが、2019年にジョーダンが加入しました。彼の加入の経緯と加入の理由について話して頂けますか?
俺は元々ジョーダンにバンドが結成される時に入ってくれと頼んでいたんだ。しかしその時の彼は、家から遠くで仕事をしていて加入出来なかったんだ。だから俺は自分がもっとしっかりと歌い始めたんだよ、他に適任が居なかったんだ。前作『Burn The Night』が発売された時にジョーダンが「やあ、君たちの作品を最高に楽しんでいるよ、」と、メッセージをくれたんだ。そこで俺は、彼に「こっちに来て歌ってくれ、」と返信した。後は知っている通りだ。

 
*アルバムの制作はいかがでしたか?ジョーダンが加入して、最初のアルバムということもあり、曲作りにも変化があったと思います。
さっきも言った通り、専任シンガーが居るという事は、曲の組み立てを色々と変化させる事が出来るし、歌唱面でももっと色々な事が出来る。『Electric Elite』はコロナ禍の下で制作されたけど、80%はヴォーカルの事ばかりだったんだ (笑)。ロックダウンのお陰で、ジョーダンがスタジオでとてもゆったりとする事が許されたし、満足行くまで何度もヴォーカルテイクを行う時間が有ったんだ。
 
*アルバムのミックスは前作に引き続き、ENFORCERのオロフ・ヴィクストランドが担当しています。彼の参加についてはどのような経緯ですか?
実は、何人か別の人にミックスをやってもらったんだけど、上手く行かなくて、結局オロフに舞い戻ったんだ。彼は我々の方向性を正しく把握しているからやっぱり上手く行ったよ。

 
*アルバムのマスタリングはポーランドのCRYSTAL VIPERのプロデューサーでもある、バート・ガブリエルが担当しています。彼の参加についてはいかがですか?
バートは悔いのない無いマスタリングを行える唯一の人物だ。ファーストアルバム同様にセカンドもやってもらったよ。彼もオロフと同じように我々のサウンドを完全に理解して居るので、一たび作業に取り掛かったら全てが上手く行ったんだ。
 
*今回のリリースで、RIOT CITYは日本デビューとなりましたので、まずはバンドのこれまでの歴史について話して頂けますか?バンドは2011年に結成されましたね?それはどのような経緯でしたか?バンドが結成されたのはカナダのカルガリーですね?
実は、その時は、まだバンドはまだ構想だけでね、俺が名前を考えただけだったんだ。俺は、2011年のスタンレー・カップでの暴動(注:2011年6月15日、カナダのブリティッシュコロンビア州バンクーバーの北米アイスホッケーリーグ (NHL)チームである バンクーバー・カナックス(Vancouver Canucks) が、ボストン・ブルーインズ(Boston Bruins)で、優勝を目の前に盛り上がっていたファンが暴走し、ダウンタウン内で大きな暴動が起こり、少なくとも100人以上が逮捕され、警官含め130人以上が負傷という世界各国のニュースになるほど大きな歴史に残る大暴動であった) を目の当たりにして、その事件にちなんで”RIOT CITY”と名付けて、(笑)、ヴァンクーバーで活動を始めたんだけど、その後すぐに、俺は、東のカルガリーに移ったんだ。で、そこのローカル・シーンを通してゆっくりと今のラインナップ、今一緒にいるメンバーダスティン・スミス、ロルダン・ライマー、そしてチャド・ヴァリエと出会ったんだ。だから実は、メンバーのラインナップはカルガリーで揃えたんだけど、公式にはヴァンクーバーBCで結成されたという事なのさ。

 
*カルガリーでの音楽シーンはどんなものですか?ヘヴィメタルは人気はいかがですか?
カルガリーのシーンは実際とても活発なんだ。カナダではとても沢山のメタルの各種サブ・ジャンルが育っているけど、地元の皆は地元のバンドをサポートしてくれているよ。

 
*RIOT CITYはJUDAS PRIESTやIRON MAIDEN、MEGADETH、RIOTなどの伝統的なヘヴィメタルの影響を感じますが、バンドの音楽的な影響についてお話し頂けますか? 全くその通りだよ。バンドはそれら全てから影響を受けているんだ。完璧にそれら大物からの影響と、実は、俺には、様々なアコースティックプレイヤーや沢山のブルースからの影響も有るんだ。
 
*現在ではRIOT CITYのように伝統的なヘヴィメタルをプレイする若手バンドがファンの支持を得ています。同郷であるカナダにはSKULL FISTがいますし、欧州には、EVIL INVADERS、そしてENFORCERが有名です。あなたは彼らのことはどのように思っていますか?
俺は彼らの事は皆大好きだし、我々の音楽に大きな影響を与えてくれているんだ。当然友達にもなっているし、俺とSKULL FISTのザック(スローター)とは一緒にオンラインゲームであちこちで遊ぶ仲なんだぜ (笑)。いつか皆で一緒にまとまってツアー出来ると良いよね。実現したら全く凄いツアーになるだろうね。

 
*RIOT CITYの現在のメンバーについてあなたからご紹介して頂けますか?
*ジョーダン・ジェイコブス(vo)
ジョーダン・ジェイコブスがリード・ヴォーカルだ。彼はカルガリーから1時間程離れているアルバータ州ブラック・ダイアモンドの出身で、2019年からメンバーだ。

 
*ロルダン・ライマー(g) ローデン・ライマー(リマー?)はリード/リズム・ギタリストだ。彼はカルガリー出身で2014年からメンバーだよ。思うに彼がバンドのオリジナル・ギタリストだよ。
 
*ダスティン・スミス(b)
ダスティン・スミスもカルガリー出身でベーシストだ。彼はローデンよりほんの少し前に加入したし、彼もオリジナルメンバーで間違いないよ。

 
*チャド・ヴァリエ(dr)
チャド・ヴァリアーはオンタリオ州出身だけど後にカルガリーに引っ越したんだ。彼は2016~7年頃にバンドに加入したかな。 タイ・ゴーガルとアレックス・ブラゾーに続いて3人目のドラマーだね。

 
*そしてあなた自身についても話して頂けますか?
俺については、ヴァンクーバー・ブリティッシュコロンビア州のヴァンクーバー島の出身なんだ。バンドのリード/リズム・ギタリストで前ヴォーカリストだな!

 
*このニューアルバム『Electric Elite』リリースの後のバンドの活動について話して頂けますか? 我々はアルバムを10月の初旬、Keep It Trueフェスティバルに向けてドイツで正式発売したばかりだ。で、今は、来年中頃に幾つか行われる予定のヨーロッパツアーに向けて新しいドラマーを訓練中だ。他のヨーロッパやその他の地域でもアルバムを売り込まなければならないからね。
 
*最後に日本のファンにメッセージを頂けますか?
日本の皆!大好きだよ。遅かれ早かれ訪日出来ることを願っているよ。いつだって日本へグッズを発送する時は、この世界の向こう側に素晴らしいファン達が居ると思うだけで笑顔がほころぶんだよ!