いよいよ再来日公演!!KAATO最新インタビュー!

今年(2017年)4月にデビュー・アルバムをリリースし、初来日公演を行ったオーストラリア出身の若きロックンロール・ヒーロー、KAATOが早くも再来日公演を行う!いよいよ迫る、待望の再来日公演(12月12日より3公演!)に向けて中心人物、カート・ロウニー(vo)が、インタビューに答えてくれました。短いながらも濃密な、そのインタビューをお届けします!


KAATO カート・ロウニー(vo)、インタビュー:
*カート、ウェルカム・バック・ジャパン! カート:ありがとう!再び日本に戻ることができて光栄だよ!

*これは今年2度目の日本でのツアーです。なぜ、1年に2回、日本に来ることになったんですか? カート:元々は来年(2018年)に戻って来る予定にしてたんだ。でも4月の日本ツアーが終わってから、日本のファンの人たちから、たくさんの連絡をもらってね。嬉しいことに”今度はいつ戻って来るの?”ということをたくさん訊かれたんだよ。そんな時に4月のツアーでお世話になった大阪のライブハウス、「BRAND NEW」から12月のイベントに誘われたんだ。それで是非ということになって、だったら、その前に2つのショーを入れるというアイディアが生まれたんだ。それで、今回はミニ・ツアーということで3回ということになったのさ。このアイディアで日本のファンの人たちに驚かせることができると思った。僕らはファンの人たちを愛していているからね。このミニ・ツアーはロックンロールの飢えを煽るための前菜のようなもの、と感じてもらえたらと思うよ。もちろん、来年の大きなツアーのためのね!

*前回のツアーの後も、曲作りなどで忙しかったかと思いますが、どんな活動をしてましたか?イギリス・ツアーもありましたね? カート:ああ、日本ツアーから戻ってから、すぐにイギリス・ツアーの準備を始めたよ。実際、ツアーは素晴らしかった。本当に素晴らしい時間を過ごすことができた。それでいい感じにインスパイアされて、いよいよ新しいアルバムに向けて動き出す時が来たと感じたね。だからツアーの期間中も新曲に取り組んだんだ。本当にポジティヴな気持ちになれた。今年のKAATOは本当に色々なものを吸収できて成長できた1年だったと思えるよ。そして新しいアルバムを作るのが待ち切れない感じさ!

*今回のショーの演奏曲についてですが、これはKAATOのヘッドライン・ツアーですので、演奏時間も長くなりそうですね?曲目はどんな構成になりそうですか? カート:そうさ。今回は僕らのヘッドライン・ショーの予定だよ。本当に光栄なことさ!今回のショーでは新しい曲と古い曲を組み合わせた構成にしたいと思ってる。イギリス・ツアーでプレイした曲をセットリストに加える予定だよ。そして前回の日本ツアーでプレイした人気曲は全てプレイするつもりさ。カバー曲に関しても少し話そうかな。前回プレイした「30 Days In The Hole」(Humble Pie)は素晴らしい曲だし、みんなも喜んでくれたけど、今回は同じ曲はやることは考えてなくて、代わりに2曲の新しいカバーソングを考えてる。隠すつもりじゃないけど、そのうちの1曲は前回、俺たちと同時期に日本をツアーしていた男の曲さ!(笑)今、言えるのはこれくらい。勘弁してね、みんなを驚かせたいのさ!

*今回は、前回参加したフィリップ(サイス)とジェレミー(アスブロック)のギターチームがジーン・シモンズとの活動のために参加できないことから、新しい2人のギタリストを迎えていますね? カート:そうなんだ。今回の日本ツアーに同行するのは、ハンター・ロバンとジャック・エドワーズの二人のギタリストさ。ハンターはテネシー州、ナッシュビルのギタリスト。僕らは数年前から彼を知っていたよ。彼は若くて、本当に才能のあるギタリストだったから。ただ彼があまりに若すぎたから、合法的にツアーに連れて行けるように彼が年を取るのを待っていたのさ!(笑) 初めは別のイギリス人ギタリストを探していたんだけどね。でも彼を選んで本当に良かった!僕らは彼にやられたよ!本当に凄かったから!彼は若いけど、ステージでどう振る舞うかをわかっている。ロックン・ロールの仕方を知っているんだ!ステージを観てもらえれば彼がギターを弾くために生まれてきた男だということがわかるだろうね!そしてもう1人のギタリスト、ジャック・エドワーズはイギリス出身さ。僕らはイギリスツアーが決まってから、ギタリストを探してて、ジャックに会ったときはイギリスツアーの直前だった。でも彼は僕らに手を貸してくれて、本当に短い時間でショウのための10曲をマスターしたんだ。彼の挑戦する熱い気持ちと情熱は僕らを大いに助けてくれたよ。彼のユニークなプレイと絶大なエネルギーは今回の日本ツアーでも大いに発揮されるだろうね。このように前回のツアー時とはメンバーが変わっているけれど、前回以上に素晴らしいバンドになっていると思うから大いに期待してほしいね!

*このインタビューを終える前にあなたの母国、オーストラリア出身の最高のミュージシャンについて訊かなければなりません。AC/DCのマルコム・ヤングの死去について、あなたからのコメントを頂けますか? カート:これはオーストラリア人にとってというよりも世界中の人々にとって、悲劇的なニュースだ。1年程前から彼は痴呆に苦しんでいると知って、健康の悪化も伝えられていた。僕らは本当に動揺したけれど、最悪の事態も考えなくてはならなかった。そして遂にその日は来てしまった。自分自身、心の準備はしていたけれど、やはり落ち込んでしまったよ。彼が旅立ったという事実に関しては無力感でいっぱいだった。何もできない、受け入れるしかなかったよ。世界は象徴的なギタリストをまた一人失ってしまった。マルコムに対してできることはこの音楽史にマルコム・ヤングという偉大なミュージシャンが称えられ、それぞれの心に彼の存在を刻み込むことだと思う。彼は自国の偉人として大きすぎる。彼にはどれだけ感謝しても足りないよ。
We Salute You, Malcolm!

*今回のツアーに期待しているファンにメッセージを頂けますか?
カート:僕らは君たちを愛しているよ。僕らは君たちに会える日を指折り数えているんだ。楽しみで仕方無いね!
WE HOPE YOUR READY TO ROCK AND ROLL WITH US!!
僕らは日本で食べて、飲んで、タバコを楽しみ、ロックするよ!ロックンロールの準備はできてるかい?それは本当にもうすぐだよ!
マッテテ・クダサイ!!

KAATO / カート・ロウニー  

(Photos by Eric Brown / Daniel Heath)
KAATO再来日公演 ”ROCK BLOSSOM REVISITED”
12/12 (火) 東京・鹿鳴館 (OP:LIPSTICK, BLACK SWEET)
12/14 (木) 名古屋・大須RAD (OP: VANISHING, THE ROSEBUD MOUTH)
12/16 (土) 大阪・西九条ブランニュー ( HM系イベント “メタレスク Vol.1)